●フードロスゼロを目指す

2022.1.9  店主のつぶやきブログ

フードロスゼロを目指す!と大きな事をfacebookで言ってしまったので
さらに自分に言い聞かせるためにここにも書くことにした。
(もともとフードロスについて考えてはいたが、
なぜかしら今日は言葉にしたくなったので
自分の心に任せて言ってしまった)

フードロスとは、とネットで検索すると、

1、食品の廃棄にかかる費用を削減できる
2、小売価格が引き下がる可能性
3、ゴミ問題の緩和

と出てきた。いや、違う。私の思いはココには無い。
こんな表面的なお金にまつわることではない。


リニューアルオープンしてから食材にこだわるお菓子作りをしている。
その中のひとつに「たまご」がある。

ある方のご紹介で岐阜県下呂市の里山で自然養鶏場を営む中村夫妻と知り合うことができた。
ここの農場は畑や鶏はもちろんの事、中村さん達の生き方が本当に美しく、
感動の嵐に包まれたことを今でもしっかりと覚えている。
正直、私の憧れる暮らし方でお手本にすべき生き方だと思い、
折に触れては色々と学ばせてもらっている。
そんな私の師匠と言うべき中村さんのたまごはネットで購入するのに3週間待ちらしい。
うちはその3週間待っている方々を差し置いて不自由なく使わせていただいている。
ありがたい気持ちと同時に待っている方々に大変申し訳ない気持ちになった。

私はたまごを使ったお菓子を廃棄するのはあかん事じゃないか。
待っている方達に申し訳なさすぎる。


一つのお菓子を作り上げるのは私を含めうちスタッフたちだけど、
お店に食材や材料が届くまでに多くの人たちが携わっている。
そんな人たちの思いを乗せた食べ物をポイっとするのがこの私(達)だ。

人の思いとは目に見えないものだけどとてつもなく大きな力が備わっていると
理屈ではなく、心ある人たちと交流を持っていると感じたり見えたりしてくる。
それを捨てるのが私(達)だ。

いい加減そんな自分とお別れしたい。

フードロスゼロにするにはどうしたらいいのか全く分からない。
とりあえず、口にすれば何かしらのヒントをもらえたり、
もしかしたら教えてくれる人が出てくるかもしれない。

自分なりに試行錯誤はしているが、期待値大にして待つ。

アベイユエットアンで使用しているたまご

のびのび養鶏場
https://nobinobi.online